鳥小屋視聴記 (aka 虜屋視聴記 ) ~ ヘッドフォンに関する好き嫌いレビューなど ~

これからヘッドフォン類を多数試用しようとしている人向けに「最短ルート」を提示すべく、レビューらしきものを作成…できるわけはありませんね。「良い・悪い」ではなく「好き・嫌い」の視点で書いてみようかと。

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E4cとER-4p、私が求めていたのはどちらなのか?

 かれこれ半月以上のご無沙汰でした…って、普段よりは早めの更新なのですが^^;。
 あれから「通勤にはE4c、自宅ではER-4p」という生活を延々と続けていまして、その間にとりあえず感じたことをつらつらと書いてみたいと思います。


 #音質関連Etcに関する事は、いつも通りほとんど書きませんので期待しないでください^^;


■まずはER-4p単体で。

 ER-4pはER-4sレビューでかつて書いてしまった様に「本機の低音域は量感が明らかに不足している。」などという事がありません。
 この点実は結構不満だったのですが(ER-4シリーズには求めてはいけない点だと思っていた)、ER-4pはER-4シリーズのクォリティを維持しながら低音域が持ち上げられており、補正などをせずとも「今時のヘッドフォン・イヤフォンで好まれている特性に近い」音楽を聴かせてくれます。
 ER-4sと比べれば「相対的には高音域の音量が低くなっている」わけで、必要な音量をとったときに高音過多になる恐れが少ないというのは重要ですね…案外に高音域の音量は正確に把握しづらいですし。
 「思わず音量を上げて聞きたくなる」という事が多い方には、是非ともER-4sではなくER-4pを選択肢に加えていただきたいなと感じてみたり。
 一方では「小音量で聞く」派にもマッチしているように思います。もっともこちらはER-4sの方が良い場合も多々あるわけですが、ここは人によって好みが違いますから微妙かもしれません。
 
 個人的には、ER-4pを購入したのは「まさに大正解」でした。
 延々とER-4sにするか、ER-4pにするかで迷っていましたが(4sよりも高音域がきついER-4bは始めから対象外)、ER-4pの方がいろいろな意味で安心して聴くことができていい感じです。
 ところで、ER-4sをお借りして試聴していたときの印象と比較しても「ER-4sよりも、ER-4pの方が、より高音域の表現が素直で綺麗だ」と感じたのですが…まぁ、この辺は気のせいかも。
 (今回始めて「PROline2500付属のCD」を聴いていて感動してしまいましたよ…Trk09だけなのですが^^;)

 もっとも、ER-4sでも存在していて頭内定位感(両耳の間に一直線に音源が並んで聞こえる感じがする)はやはり強烈でして、この表現が嫌いな方には真っ先に拒絶されるだろうなぁ…というのが正直なところで。
 それと、イヤフォンコード経由のタッチノイズは相変わらずひどいですね…糸電話でもぶら下げているのかと問いたくなるくらいに気になってしまいます。コード自体は柔らかい素材になっているようですが、そもそも撚ってあるのでノイズが出やすいのかもしれません。この点はちょっとがっかり。


■次はER-4pを引き合いに出しつつ、E4cについて。

 引き続き「PROline2500付属のCD/Trk09」ネタで。
 ER-4pと比べると、極高音域まで伸びる気配は全くありません。代わりに、中高音域ぐらいのところで少々張り切って鳴らしている感じがします。
 極低音域はだいぶふらついて聴こえます。
 そして、センタ以外に定位すべき音が一纏めに左右へと寄せられてしまう(音の多くが耳元付近に偏って鳴っている感じになる)あたりは気になります。
 よく「耳の遠くで鳴っている感じ」という表現が用いられるらしいShure製イヤフォンですが、少なくとも私にはそこまで離れているようには聞こえませんでした。
 頭内定位感に関しては、ER-4pほど強烈ではなく、耳元と後頭部付近に定位しやすいようです。音源の位置はだいぶぼやけて聞こえるので、その分だけ聞きやすいのかもしれません。

 イヤフォンコード経由のタッチノイズは、E2cよりも気になります。ただしこれは「スポンジ製イヤチップを使って聴いていたE2c」と「ウルトラフレックスリーブ製イヤチップを使って聴くE4c」の比較なので、スポンジを使えば気にならないのかもしれません。
 ウルトラフレックスリーブの装着感はかなりいい感じです。トリプルフランジよりも圧迫感が少なく、長時間つけたときの痛みが少ないように思います。実際に試す場合は、一番小さいものから試してみると良いかと。遮音性は他のイヤチップよりも低いので、その点はご注意いただきたいところです。

 音質的な問題だけを重視するならば「E4cは買いじゃない」気もするのですが、使い勝手の良さや耳栓イヤホンらしくない定位感が気に入る方にとっては「ER-4pよりも良い」かもしれません。
 ERシリーズとしてはE2cに続き2機種目となる「耳あかフィルタが交換できる機種」であって、なおかつE2cのシールフィルタとは違って仕掛け的にもきちんとしているので、清潔さやフィルタ汚れによる音質劣化を気にする向きにも応える作りになっている点は良いですね。

 #もっとも、こうなってくるとER-6シリーズが非常に気になるわけですが^^;


■帯域バランスの問題
 正直言って、私にはあまり違いがわかりません。
 いや、正確に言うと「外出中に使う・音域が極端に広いソースを聴かない」場合は、ほとんど差がない…なのかも。
 両者共にかなり良い線をいっていると思います。


■扱いやすさについて
 これは間違いなくE4cが有利です。
 E4cにもいろいろと細かい問題(ケーブルが風切り音を拾いやすい、とか)がありますが、ER-4pと比べればだいぶマシですね。
 イヤチップについては、保証を無視すれば両者は共用できます。個人的には「ER-4p+ウルトラフレックスリーブ・ミニ」が一番のお気に入り。トリプルフランジよりも清掃がしやすく、Shureの装着感ほぼそのままでER-4pが聴けるので、長時間ER-4pを聴取する場合にはスリーブをわざわざ取り替えている始末です(追加分を購入予定)。
 #もっとも、これをやるとER-4pのグリーンフィルタが非常に耳元に近づくので(ウルトラフレックスリーブ・ミニのチューブ長はER-4pの軸長よりほんの少し長いだけ)、フィルタの交換頻度は少々上げなければならないかもしれませんが…。


■ひとまずまとめ。
 この2つに関しては、音質うんぬんで決めるよりも「聴くスタイルや場所、聴き心地に合わせて決める」方が良いかと。
 ほとんど外でしか聴かない人がER-4pを選ぶと色々と苦労しそうですし、頭内定位が気にならないとか外出先で聴くことが全くない人にE4cを奨めるのは気が引けますし…
 迷った時には「どちらの不都合が自分にとってより堪えがたいか」を考えて決めるしかないでしょうね…


■一つ追記せねば。
 E4cについて一つ気になった事が。
 基本的に、E4cは「音量を割と上げて聴くもの」という感じがしました。ちょうどサラウンドスピーカと似た様な所がある様で、音量が小さいと音が特にばらけて聴こえます。
 それなりに音量を上げるとバラけ感がなくなり聴きやすくなるのですが、私が普段聴く音量よりもだいぶ大きく、私自身としてはその音量での実用は無理と判断しています。 
 E4cは大き目の音量で聴く方向けなのかも。
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コメント

ER-4は

逆に「あまり音量を上げずに楽しむもの」という気がします。大音量だと騒々しく鳴りすぎるきらいがあるような。
鼓膜に直接音を叩き込んでいる構造なので、大音量で聞くのは特に耳に良くなさそうですし。^^;

E4cのケーブルは写真で見る限りE2c並に太く固そうですが、取り回しは如何なものなのでしょう?
あれだけ太くてかさがあると、「余分は丸めてポータブルプレーヤーと一緒にポケットに入れておく」というのにも支障があるのではないかとちょっと気がかり。
SHURE製品って、どれもなんであんなにぶっといケーブル使っているんでしょうね?

  • 2005/10/16(日) 23:15:57 |
  • URL |
  • T. #c9iXJ.sE
  • [ 編集 ]

始めてER-4pを大音量で鳴らしてみました

 …数十秒で頭が痛くなってしまいましたorz
 E4cは大音量にするほど「まとまり感が増す」気がするのですが(それだけ小音量時のばらけ感がひどいとも言える)、ER-4では同じ音量を取ろうとすると「かなりの圧迫感」を感じてしまいますね。
 ER-4sで大音量に近い音量を取ったときには高音域が目立った記憶があるのですが、ER-4pはそれこそウーファーでも取って付けたかのように低音域が目立つような気がします。
 中間の特性を目指すとなると、20オームくらいの抵抗を直列に入れる方が良いのかも…?
 どちらにせよ、ER-4シリーズが小音量向きという点には確かに納得です。

 E4cのケーブルですが、少々ER4よりも取り回しづらい(ケーブルに癖がつきやすい)程度で、案外とポケットでケーブルを丸めていてもきちんと落ち着いてくれます。
 ただし、配線の丸め径が直径6cm(CompactDiscの半径と同じくらい)ぐらい必要で、それより小さくまとめようとすると、(配線径がER4よりも1mm太いせいで)かなりかさばって邪魔になります^^;
 丸めてポケットに収納するよりも、垂れ下げて使用する方が向いているのかもしれませんね…私の場合は丸め収納していますが、ポケットの中にE4cと携帯プレーヤを一緒に納める場合は、薄手のプレーヤを選択する方が良いと思いました。
 (ウチのプレーヤは厚みがあるので、一緒に入れるとポケットが結構ふくらんでしまって微妙なんですよ…)

ER-4とE4c

聴いたことすらないのですが、欲しいヘッドフォンの一つなので色々レビュー読んでは想像してました。
しかしかえでさんの記事読むとだいぶ自分の想像と違うのでビックリしました。
帯域バランスあまり差がないというのが一番驚きでした。
自分の中では特徴的なE4cとそつなく鳴らすER-4だったので、、、
やはり妄想してるだけじゃ何にもわからないものですね~
でもカナルの視聴は抵抗あるなぁ…

  • 2005/10/20(木) 01:59:41 |
  • URL |
  • fisto@AV初心者 #Aa7v36NA
  • [ 編集 ]

 E4cのレビューに関しては、ウチよりも↓のほうが参考になるかと思います。
 http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20050809/113092/index16.shtml
 E4cには確かに癖があるようなのですが、ER-4「p」と比べた感じでは、どちらもやっていることは似ているよなぁ…という気がしています。
 カナル型を試し聴きする場合、できればイヤチップだけは購入して、それを使わせていただく形で試聴したいところですね。

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