鳥小屋視聴記 (aka 虜屋視聴記 ) ~ ヘッドフォンに関する好き嫌いレビューなど ~

これからヘッドフォン類を多数試用しようとしている人向けに「最短ルート」を提示すべく、レビューらしきものを作成…できるわけはありませんね。「良い・悪い」ではなく「好き・嫌い」の視点で書いてみようかと。

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あたりまえのこと。 - AT-HA20ヘッドフォンアンプが音を悪くする理由。

 注意:この記事はネタです。真偽のほどは実際に御自身でお確かめ下さい。
 また、ツッコミを入れようとする場合は、必ず記事の「続きを読む」以下もお読み下さい。




 Audiotechnica/AT-HA20Ultrasone/Proline2500を組み合わせてToshiba/Dynabook/C8213LMEWに繋いでみまして、そのホワイトノイズの大きさにのけぞってしまいました。

 ヘッドフォンをノートPCに直接繋いだ場合には、ホワイトノイズはそうそう気になりません。
 コイツのアンプは(ノートPCとしては)比較的まともな部類で、出力側に盛大なノイズを載せてきたりはしない点が気に入っています。
 ではなぜ、「ヘッドフォンが負荷であればノイズが少なく、アンプが負荷であればノイズが多いのか?」…と考えてみて、なんとなくこうではないかな…という予想をしてみました。

 たぶんこれは「ヘッドフォンアンプの負荷が軽すぎるから、PCから回り込んできたノイズまで増幅してしまう」からなのかな、と。
 大抵の機器は入力側のホット・コールド間に抵抗を繋いであって、コールドはそのまま・ホットはコンデンサを挟んでアンプ回路に繋いでいます(抵抗に信号を流して、抵抗の両端に発生した電圧差を信号として使う)。
 ということは、外部から入力端子にテスタなりデジタルマルチメータなりを繋いでやれば、回路図やプリント基板のパターンを追わずとも(基板上の抵抗を目視確認する必要もなく)入力抵抗を計ることができるわけで。

 AT-HA20が積んでいるアンプIC、TEA2025のデータシートでは、入力側負荷抵抗が30kΩ・直流遮蔽コンデンサの容量は0.22uFとした場合の測定結果が書かれています。
 ただし、本機は「ライン入力端子とライン出力端子がスルーで接続されている」らしく(マニュアルにもきちんと「スルー」であることが明記されている)、データシート通りの負荷抵抗が本機にも採用されている…と考えるのは早計でしょう。
 たぶん100kΩ位かな…と思って、とりあえず計ってみました。

 結果は…5MΩとか9MΩとかいう数値が出ています…というか、もしかして負荷抵抗を積んでいない?
 (あっ、DMMは壊れてません。ショート時にきちんと0.0Ωを指し示していましたから。ちなみにこの方法では入力抵抗を計れない事が後から解りまして…その辺は「続きを読む」以下に記述しました)

 うーん、これではラインノイズがそのまま乗っても不思議じゃないですね。
 というか、このままPCに繋いでラインスルー端子に何も接続していない場合は、ノイズが乗っても全く不思議はないです。

 試しにブレッドボード上で10kΩのパッシブターミネータをこしらえて、PC→ターミネータ→AT-HA20と接続してみたところ、ノイズはほぼ退治されていました。

 うーん…仮に「負荷抵抗が載っていない」事に起因してノイズが乗るならば、たとえば…「ヘッドフォンアンプとして使う。外部機器は繋がない。ソースはPC(ヘッドフォン出力、もしくはPCIカードからのライン出力)」などというシーンでの使用は薦められないって事になりますね。

 ああ違うか。
 単に「外部機器を繋がないときは、スルーアウト側に終端抵抗を繋いでください!」って言えばいいのか。
 …そういえばこれ、終端抵抗付いてないよな。
 うーん、一体何を考えて製品設計しているんですか?>テクニカさん。
 (もちろん、私だって人のことを言える状況ではないですけど)



 ※ターミネータの作り方。

 ・用意するもの
  RCAピンプラグ(ケーブルを作る部品として売っている方) 2個
  負荷抵抗 2個
  その他半田付けに必要な部品、絶縁に必要な部品。

 ・注意点
  送り出し側機器によって抵抗値は異なる。大抵は100KΩ、ヘッドフォン出力を引き回す場合は10kΩ位で良いと思う。あまりに低いと、ターミネータを外し忘れたままライン出力機器を接続してしまった場合に、送り出し側機器を破損するおそれがあるので注意。
  また、抵抗の両端に出た電圧(≒送り出し機器側電圧)がそのまま入力信号となるので、負荷抵抗にはなるべく周波数特性が平坦なモノを使う方が良い…が、気にしない場合は適当でも良い。むしろ気にすべきは2個の抵抗値で、これらは可能な限り同値のモノを使うべき。高価な0.1%誤差抵抗を2本買うよりも、安価な1~5%誤差抵抗を多めに買って、DMMで実測しつつ選別する方が安心。

 ・作り方。
 一つ目のRCAピンプラグをまず用意し、その芯-外間に用意した負荷抵抗を半田付けする。
 二つ目についても以下同じ。
 (ってこんな説明で良いのか俺は)

 ・使い方。
 それぞれをAT-HA20のOUTPUT端子に接続する。

 ・最後に。
 …説明の仕方がへたくそですまん。
 作ることすら面倒ならば、使っていないライン入力機器を、適当にAT-HA20のOUTPUT端子へと接続してくださいな。



追記分…AT-HA20レビュー用メモ。

・内部照明はハッキリ言ってウザい。しかも青…いや絶対似合ってないですってば。せめて青白を採用するとかして欲しいです。というか、むしろ要らない。

・スイッチはロック機能のない、単純なプッシュONスイッチ。中のロジックICでON持続・OFF持続を制御しているらしい?

・他者のレビューを見る場合には、それがOUTPUT端子側に負荷抵抗(もしくは負荷機器)を接続した場合か否かをよく確認すべき。特にノイズに関する否定的意見がある場合には、この点が一番重要になるはず。

・負荷抵抗…って言い方は(機器内部にあるものと勘違いされるおそれがあるから)ちょっとまずいな。ダミーロード…ではなくてパッシブターミネータ(もしくは単にターミネータ)という言い方が適当かも。

・これ、もしかするとSTAXのアンプに同じ事が言えるのかも…?と思ったけど、調べてみるとこっちはちゃんとしてる(SRM-313では50kΩ)。まぁ…当たり前ですな。


・音質的には…特筆すべき点など無い気が。あえて褒めるならば、「このICはオーテクに拾って貰えて幸せですね!」…って、それはアンプに対する評価じゃないか。ICアンプでもこの位はまともに作れるんだぜ!という好例だと思う。

・これ、キットで発売したら「基盤と部品とACアダプタのセット・2980円」かな…いや、ボリウムがそれなりにまともだから、もう少し高いか。詳しい部品代は良く解らないけど。

・きっとどこかの店では「AT-HA20と終端抵抗をセットで○○円」とかいう売り方を始めるんだろうな~とか思ってみたり。

・で、負荷抵抗の件が大間違いだったらどうしようかな、とびくびくしている今日この頃。

・ってゆーか、もしかすると「先にコンデンサで直流を切って、次に負荷抵抗を置いて…」ってやってるんじゃないのか、という気もしてきたけど…まさかそれは無いよね?

・で、最後に二つの疑問。
 「そもそもMJ誌では、どういう接続方法で試聴したのか。」
 「普通、負荷抵抗って、音量調節用のボリウムじゃないのか。」
…うーん、やっぱこれは本体を空けなきゃダメか?でも回路図に起こすのは面倒だし…
 …って思ったら、入力周りの回路図を公開されている方が居ましたね。
 http://www.h-navi.net/b/img/img/1095008599570.gif
 ガリオーム防止の為なのかなぁ…
 というか、そもそもヘッドフォン出力をライン入力に引き回すこと自体が間違いなんだな、これは。






 2005/06/05追記
 2chにスレッドを発見。で、下記のあたりのみ読んでみました。
 http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/av/1110540694/49-148
 へぇ、そういう作りでしたか…と、読んで少しばかり納得。


 で、とりあえず作業メモ。

 R23,24(21,22) 33Ω …そのまま、もしくは真っ当なものに変更。コイツはヘッドフォンの挿抜時にショートするのを防ぐためのものだし。

 R12,13 300Ω …そのまま。コイツがないと、C3,4に電荷がたまっていた場合に洒落にならん事になりそう。値を大きいものに変える分には良いかもしれない。

 R19,24 不明。

 C10,11,12,13,8,9,16 不明…交換した方が良いのかも?

 C14,15 そのまま?

 C6,7 そのまま。たぶんガリオーム防止用(というか、ヘッドフォン出力を接続したときのDCオフセット阻止用)。むしろ小容量コンデンサをパラにするべきかも…ってそれをやったら発振しそうだな。でもC19,20があるからこちらだけ撤去する分には問題なさそうかも。

 C19,20 撤去、替わりにVR1の1-3間に付け替え(入力端子オープン時に発振するおそれがなければ不要かも。C6,7と同時撤去するなら、別の方法で発振対策をしないとダメかも)。

 R17,18 C19,20を撤去すれば不要かも。

 …って、なんだかんだとかいたわりには全然解っていないわけですが。もう一度一からやり直さないとダメかも。





 2005/08/14追記

 黒川鍵司さんの「re:CC」よりトラックバックいただいた件に絡んで。
 本日午前中に追加検証した分については、「re:CC」の記事「audio-technica AT-HA20」に対するコメントとして記述させていただきました。

 しかし、本機のノイズは何が原因なのでしょうか…「無接続時のノイズが特に酷くはない」という点は共通しているようですし、案外AT-HA20自身の個体差は関係ないのかもしれません。

 人に勧めることが出来るか?という点については、AV奮闘ブログ ~懲りない男~さんの当該記事に同意です。
 近隣の方が本機を購入しようとされている場合には、(手放しで推薦するにはあまりにも問題がありすぎですので)手元の実機を貸し出すなりして「実際に試していただく」のが原則ですね。
 ノイズが気にならない限りはそれなりに役立つ製品であることもまた事実ですから、ノイズに敏感だという点が非常に勿体ないな…という気がします。

 AT-HA21(?)を出す際には、ライン入力だけでなく「ヘッドフォンアンプ経由の入力」にフォーカスした入力端子も併存させて欲しいな…というのが、個人的な希望です。
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コメント

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  • 2009/05/12(火) 09:23:35 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

業務連絡(2009/05/12(火) 09:23:35に投稿された方へ)

 公開禁止としてコメントをいただきました……が、私には「あなたのコメント自体を、わざわざ公開せずにおかなければならない、(私にとってではなく)あなたにとっての理由」というのが理解できずにいます。
 できましたら、通常通り「公開されることを前提とした」文面でのコメントをいただけますと、助かります。
 #お書きになっていらした内容自体は「他の方にとって有用なコメントとなる」はずですので。

 それと……「Mail:」欄に記入いただいていない(か、FC2のコメントシステムの問題)によって、そちらのメールアドレスがわからない状態となっています。
 私からメールが返信されない理由はそこにありますので、その点ご留意いただきますようお願いいたします。

 また、まことに勝手ながら、私自身は「公開される」ことによって「当事者以外の方にとっても」役立つ話になる……という事柄に対してしか、考えをまとめるためのリソースを割くことが出来ません。
 ですので、基本的にはメールでの返信をご希望されても、ご希望に沿うことは出来そうにありません……その点申し訳ありません。

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  • 2009/05/16(土) 22:53:40 |
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audio-technica AT-HA20

 賛否両論のヘッドホンアンプである。鳥小屋視聴記さん、AV奮闘ブログさんなどで...

  • 2005/08/13(土) 12:23:00 |
  • re:CC
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