鳥小屋視聴記 (aka 虜屋視聴記 ) ~ ヘッドフォンに関する好き嫌いレビューなど ~

これからヘッドフォン類を多数試用しようとしている人向けに「最短ルート」を提示すべく、レビューらしきものを作成…できるわけはありませんね。「良い・悪い」ではなく「好き・嫌い」の視点で書いてみようかと。

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安物買いの銭失い…?

 Shure E2断線を機に使わなくなってしまった「携帯HDDプレーヤのCreative NOMAD MuVo2」を放置したまま、OggVorbisが再生可能なプレーヤを探していました。
 個人的にMuVo2は扱いやすくて良かった(ボタンが分散されているよりはメニュー式の方が好き。でもホールドボタンだけは独立していて欲しかった…orz)のですが、OggVorbisが再生できないというのが非常に困っていまして、結局新しいプレーヤに手を出してしまいました。


 とはいえ、私が「自力で情報収集して」買うものですから「ピントがずれている」のは当然…ということで、結局選んだのはコレ。
 高電社 Woodi WD-S1-256-WH [USBフラッシュメモリデジタルオーディオプレーヤ 256MB]
 高電社 Woodi WD-S1-256-WH [USBフラッシュメモリデジタルオーディオプレーヤ 256MB]



 選定基準も結構アレです。
・(充電・通信共用として)USBのAコネクタ付き、PCに直差し可能。
・OggVorbisのQ1~Q10が再生可能。
・(テスト用なので)容量は気にしない。転送速度も気にしない。演奏可能時間も気にしない。
・価格は\10k未満。
・重量は50g未満。
 うーん、OggVorbisのテスト後には使わないだろうな…という感じがモロに出ていますね^^;。
 時代がiPod nanoに流れているさなかに、私はそれに目もくれずに(…嘘です。購入ボタンを押しそうになりましたが、あえて押さえて^^;)選んでみました。


 さて、実際に使ってみると…やっぱり微妙かも。
 動作時のノイズは、MuVo2とほとんど変わらないですね…電源断後にすぐ電源を投入する場合を除き、起動時にポップノイズが入ってしまう点は、両者ともに同じでした。
 曲替え時の待ち時間は、メモリ式だけあってMuVo2の様なもたつき感を感じません。これはとても良いですね…MuVo2のシーク待ちに関してはちょっと許せないものがあったので(とは言っても1秒強なのですが)、これが無いというのは結構良さ気。


 と、ここまでは良いのですが。
 ええと…基本的に「ボタンが無駄に多い」辺りが気に掛かります。
 ボイスレコーダとして使うには有用な「録音・A-Bリピート」ボタンですが、コレを使う気がない人にとっては無用の長物かも。他の機能(特にEqualizer/再生順序切り替え)に振り分けできると良かったのですが、そういう振替機能はないらしく。
 また、センタボタン付きカーソルキーの操作性も良くありません。
 ・センタボタン短押し時の操作系は「左右で機能選択・上下でパラメータ変更・センタボタンで戻る・再生ボタンは効かない」。
 ・センタボタン長押し時の操作系は「センタボタンでメニュー階層降りる・下と再生ボタンは効かない・上でメニュー階層昇る・左右で機能選択」。
 ・FMキー短押しでファイルメニュー、メニュー内では何故か右でフォルダ階層昇る(フォルダツリーが表示されているのだから、フツーは左でしょ)、かといって左を押してもフォルダを降りたり選択できたりはしない。センタキー短押しで選択、センタキー長押しで削除。
 ・録音キー短押しで録音開始、録音キー長押しで録音モードに移行&メニュー表示。再び録音キー長押しで再生モードに戻る(再生ボタンでは戻れない)。
 ・A-Bキー長押しでミニゲームが3つ…ってOEL液晶で延々ゲームをやるのは、電池消費量の面から無謀ではないかと。
 ・再生キー長押しで電源On/Off…ところが電源アイコンは描かれていない。
 ・FMラジオ再生時は音量表示が6本のバー常時表示のみ、音声ファイル再生時は音量操作時に音声スライダが出る&最下行にVolume:○○という数字表示が出る…と、表現に一貫性がない。
 ・(OEL液晶を使っているとはいえ)スクリーンセーバーは不要では?スクリーンOffと反転表示を別の項目で設定するのは何故?
 …とまあ、使っていて思わず「???」となるほどに統一感のない操作性を取っています(MuVo2は「上下キーは音量操作」の規則が徹底されていて、混乱することはない)。
 マニュアルを見る場合は「P9:各部の名称・ボタン」は見ずに(コレを見ると余計に混乱する)、とりあえず「P20:基本使用方法」からご覧ください。


 付属のイヤホンは…製品クォリティには合っているかな、と。MuVo2付属のもの(低音がブーミーに聞こえるだけ)と比べれば素直で良い気が。ただし、「音量を上げないと真っ当に聞こえない」という点では変わりないので、そのまま使うのはあまりお勧めしたくないですね。
 それと、付属の透明なガードカバーは…マチが不足していてボタンを閉じにくいです。ボタン位置が後数ミリずれていれば問題ないわけで、たぶん設計ミスだろうな…と。


 製品自体の音質は…うーん、正直言って「別にこれでも良いんじゃねーの?」という感じが。ポップスを聴く程度ならば、まず問題は発生しないかと。
 MuVo2と聞き比べてみると「若干高音域がクリアに聞こえる」気もするのですが、単にイコライザのデフォルトが弄られているだけ(付属イヤホンに合わせただけ)っぽい気もします。
 ただし、ラジオ部分に関しては「低音に合わせてノイズが乗る」という状況で、お世辞にも真っ当とは言えないですね…ラジオ機能を優先するならば、PLL付きの「単機能ラジオ」を選択する方が遙かにマシだと思います。


 OggVorbis対応、これは良い感じです。
 最近はOggVorbisの160kbps/VBRでしかエンコードしないので(昔は午後のこ~だによるMP3の160kbps/VBRがお気に入りでした)、これがそのまま再生できるというのは便利ですね。
 WMAは…うーん、将来Linuxにも曲を持ち込むことを考えているので、できる限り制限の緩いフォーマットを使いたいんですよね…そういうわけで、音質面ではなく技術的問題を理由としてWMAは使っていなかったりします。


 表示される文字フォントに関しては…さすがはKoreanQuality?ちょっと疑問が。
 特に音楽の「楽」が崩れていたりする点はショックでした…他の表示はだいたい良いだけに、ここで一気に意気消沈しましたorz


 総じて「価格なり」のスペックは持っている気がしました。
 512MB版も同じ音質だろうな…ということを考えると、あちらに食指が伸びることはなさそうなのですが^^;、256MB版に限って言えば、コストパフォーマンスは良好だと思います。


 さて、次はaoTuVとβ版OggVorbisエンコーダ間での試聴テストにするか、あるいは速攻でE4c/ER4pの比較をするか…と、ちょっと迷っていたり。 【“安物買いの銭失い…?”の続きを読む】

Ultrasone Proline2500 の側圧は制御可能か。

 ええと…またも単発写真ネタで。

 保証外操作をしたためにメーカー保証が効かなくなってしまった当家のProline2500ですが、このままではバンドにクラックが発生した場合、修理できず泣きを見ることは確実という状態になってしまいました。
 というわけで、自前でクラックを防止すべく、バンドを曲げて側圧をゆるめることができるかどうかを試してみました。


 手元にある他のヘッドフォンと同じく、張り切って外側へとバンドを曲げてみましたが、もし追試される方が居るようでしたら「そーっと、様子を見ながら」曲げ作業をされるようお願いいたします。
 それから、曲げる事ができる場所は「天部の白い部分のみ」です。
 青い部分を持って曲げると、曲げた途端に青い部分にクラックが発生する可能性がありますので、ここに力を加えないでください。
 可能な限り、白い部分の両端に力を掛けて曲げるようにしてください。


 ※写真をクリックすると、幅1024pxに拡大して表示されます。


Ultrsone ヘッドバンドを曲げてみた写真

 うーん、別に問題なく曲げる事ができるようです。
 天側のパッドは剥がれてしまうのですが(元の曲げに合うよう貼られているのだから当然)、両面テープなどで貼り直してやれば問題はなさそうです。


 ただし問題も…天側のアールを平坦にすると、(もともとスライダの長さが不足気味なためか)私の場合は耳たぶがイヤパッドにあたってしまいます。
 もっとも、側圧が強いまま使うよりはこの方が自分に合っているようで、結局は側圧をゆるめたままで使うことにしました。


 でも、わざわざこんな写真を載せるまでもなさそうな感じもしますね…これが既に常識だったとしたら、この記事のことは忘れてください^^;

Ultrasone Proline2500の内部写真

 どうにも見た目と音がマッチせずに悩んでいたので、Proline2500のULEプレートを外して写真を撮ってみました。
 以前Fostex/T-50rpについてもアンマッチで悩んでいて、分解して仕掛けを見てからはその違和感が無くなった…という事がありましたので、もしかするとProline2500についても「開ければ解る」のではないかな、と言う気がしたものですから。


 ※写真をクリックすると、幅1024pxに拡大して表示されます。


Ultrasone Proline 2500 内部写真 発音体とダイオード

 一枚目、発音体とダイオード部を撮影。


 ダイオード部の接続はカソード同士を撚り合わせて、一方のアノードをグランド側に・もう一方のアノードをシグナル側にと接続した物となっています。
 ESD保護用ツェナー・ダイオードっぽい気もしますが、実際にどういうモノを使っているのかは不明です(テスタを当てて図ってみましたが、ダイオードであるということ以上の発見はありませんでした)。
 実際の挙動としては「過大入力があった場合に、超過電圧をダイオード経由でグランドに落とす(ハードクリップさせてでも、大きすぎる音を音声として出力しない)」あたりだと思うのですが、過大入力がない場合に音質に与える影響があるかどうかについては不明ですね。
 まずは「耳を過大入力から守る」という意味では確実に役立ちそうで、この点は好感を持てて良い感じがします。


 次は発音体部。
 発音体の裏にはいくつも穴が開いていて、通常のヘッドフォンでは全ての穴から振動膜が見えます。
 が、Proline2500の場合はほとんどが白い繊維状のシートによって疎にふさがれていて、穴一つ分だけが完全解放となっています。
 外見からは完全解放に近く見えるProline2500が、なぜ開放型に見えるのに(密閉型に近い)豊かな低音を出せるのか?という理由が、このあたりに見て取れるというのは面白いですね。
 実際「見た感じと音が違う」というギャップがあって困っていたのですが、これを見て「ようやく見た感じと音のギャップが無くなった」気がしました。
 発音体の近くでは半開放型・その裏は全開放型…というのが、Proline2500の帯域設計に深く関わっているようです。
 この構造を見ると、Proline2500に関しては「全開放型」ではなく「半開放型」と説明する方が、より正しい説明が可能なのかもしれません。
 全開放型でこの音は嘘だろ~とか思う人がいたならば、そのカンはまさに正しい、ということで。わたし自身は、これを見てようやく「ああ、だからこういう鳴り方をするのか。」と納得できました。


 Ultrasone Proline 2500 内部写真 発音体とダイオードとコネクタ裏

 ついでにコネクタ裏も含めて撮影してみました。
 こちらは…特に大きな発見は無し。


 役に立つかどうかは不明ですが、とりあえずこんな感じで。

[メモ]忠実度と帯域バランスを可視化する方法はあるのか?

 音質の定義を再考してみるテスト…ってことで。

 音質の定義って色々とあるように思うのですが、ぱっと考えつく範囲ではこんな感じかと。

・忠実度(入力信号波形に対する出力波形再現性の高さ)
・帯域バランス(ドンシャリ・フラット・カマボコ…とか)

 基本的には、忠実度が本人要求レベルを満たしていて、かつ帯域バランスが本人要求傾向に合致していれば、「その人にとっての良い音」となる…という事でしょうか。

 現行のアンプやヘッドフォンは電圧モード駆動が主ですから、どうしても「非常に正確な駆動」を行うのは難しい様に思います。
 本気でやるなら電流モード駆動の方が良いはずなのですが、アンプはともかくとしてヘッドフォンについてはあまり聞かないですよね…ヘッドフォンのインピーダンスは比較的安定していると言う話も聞きますので、もしかするとそのままでもある程度は上手くいくのかもしれませんが。


 …と、無い物ねだりをしてもしようがありませんね。
 ひとまず、現状で出来そうなことを。

 「ドンシャリ・フラット・カマボコ」程度の区別を付けるだけならば、ダミーヘッドマイクなどを使って測定条件を統一し周波数特性を取ると、多少は役立つかも…という気がします(もちろん過信は出来ませんが、何もないよりは遙かにマシかも)。
 ただ、アンプ側の出力インピーダンスが変わると、周波数特性がある程度変わる(Etymotic/ER-4PにP→S変換ケーブルを付けたときの状況と同じ)ので、インピーダンスを変えて何点か(例えば1Ω・20Ω・120Ωなどで)測定してもらわないといけない気がします。

 簡易的にこの傾向を測定するという方法もありそうですが、どの程度確度が取れるかは、やってみないと解らない部分も多そうです。
 せめて、「標準的な機器+α程度で、皆が同じ測定環境を再現できるかどうかを確認する」必要はありそうです。さすがにダミーヘッドマイクなんて買えそうにないですし…。
  (参考:Neumann/KU100の定価は税込みで927,150円…)
 こちらの測定については、基本的には
  「正弦波のスイープ信号を出す機械(たとえばWaveGeneで作成した音声ファイルを焼いたCD-Rを使うとか、PC+DACでリアルタイム出力するとか)」
  「測定対象のヘッドフォン(これは任意)」
  「測定用のマイクロフォンとマイクケーブル(例えば BEHRINGER ECM8000 など)」
  「ダミーヘッド代用としての遮音材(例えば NIRO SOUND DIFFUSER など)」
  「マイクロフォンアンプ・ADコンバータ(例えば EDIROL UA25 など)」
  「WaveSpectraが走るPC」
ぐらいが揃えばとりあえず測定は可能かな…と。
 あとはマイクの位置を再現しやすいように決めるなどすれば、とりあえずは大丈夫ではないかと。
 #もっとも、 BEHRINGER ECM8000 が捉える音質が微妙である点や、そもそも遮音材が適切なのかどうか不明である点、あるいはダミーヘッドと違って適切な特性測定が本質的に不可能である点などはかなり気になりますが…ここは致し方ないところなのかも。


 次は忠実度ですが、こちらはADコンバータなどの代わりにオシロスコープを使う必要がありそうですから、そう簡単には手を出せそうにありません…他の部品と違って、他の目的に転用すること自体が難しそうですし。
  (参考:Googleにて「オシロスコープ USB」で検索してみる)


 …と、だらだら書いてみた割には中身がスッカラカンですな^^;

(ヘッドフォンネタではなく)買い物数点。

 たまに更新してみたというのに、またもやヘッドフォンではない話で。

 最近、懲りもせずにSoundhouseで買い物を少々してみました。
 購入した品物はこんな感じ。

・EDIROL UA25 (USB入出力ユニット)
・BEHRINGER ECM8000 (コンデンサマイクロフォン)×2
・CLASSIC-PRO MIX030 (マイクロフォンケーブル)×2
・NIRO SOUND DIFFUSER (SONEX製吸音材;VLW-53(\24,000)を3分割したもの?…って、防火材ではない安価な素材を使っているのかも。代引が一番お得で、コミコミ\2,800になる)

 購入前段階でのリストはこんな感じで、かなり迷走していました。
 
 さて、こんな装備でホントにヘッドフォンの特性測定をやっても大丈夫なのだろうか?とか、今からだいぶ心配だったりしています。
 しばらくは、He&Biさんのサイトにある特性グラフと睨めっこすることになるだろうな…という感じです。
 #というか、僅か数本のヘッドフォンを計測しても、何の役にも立たないだろうな…という気がしていて、その点もかなり心配。


 それともう一つ。次回SHへの発注時は、EtymoticResearch/ER-4P+変換ケーブルの他に、今年春になってようやく取り扱いを開始したEtymoticResearch/ER-20(耳栓)も発注予定。
 ER-20に関しては、2003年当時から「微妙に欲しいかも…」とか思っていたのですが(ER-4Sレビューに価格だけを書いたまま)、最近ではすっかり忘却の彼方という感じでした。
 SHのカタログに載った(しかも先頭のインデックス頁)ということは、それだけコンスタントに売れていたのか、はたまたロット発注の在庫がかなり残っているのか(?)…は良く解らないのですが、とりあえず発注してみてから使い道を探すつもりです。



 うーん…このネタ、企画倒れに終わりそうだな…orz
【“(ヘッドフォンネタではなく)買い物数点。”の続きを読む】
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